一番の笑顔
車の中は静かだった。
「てか。普通にびっくりしたよなー。美憂ちゃんと蓮が知り合いだったとかさ。
あっ!これから友達一人迎えに行ってもいいか?
一緒に遊びたいって言うからさ。」
『すみません。隠してて。
てっきり知っているのかと
思っていたんで。』
その後何度か蓮の友達と会話を交わし友達の家に到着した。
「いらっしゃい。皆上がって!」
その女の子は黒髪に目はぱっちりしていて落ち着いた雰囲気を放っていた。
女の子らしい女の子だ。
簡単に言うと私の真逆。
部屋に上がり私はその子に自己紹介をした。
『夜遅くにごめんね?
はじめまして。美憂って言います。よろしくね?』
「超可愛いー!やばい!
はじめまして。あたし久美って言います!」
久美はとてもなつっこくて愛嬌がある。
性格も私と真逆だ。
「こんばんは。蓮って言います。よろしくな。」
私は見逃さなかった。
久美が蓮を見た時に照れた様な…。頬を染めた様な…。