君だけ。
第一章 天使 と 悪魔
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
遠い遠い知らない世界を俺は走っている。
何かに怖えながら
後ろからくる、圧迫感と恐怖感に自分が自分ではなくなってしまいそうだ。
「うわっ!!」
こけてもまた汗だくになりながら走っていく。
そう、俺は光を求め走っているのだ。
真っ暗な闇にさす一筋の光を・・・・
「待って!待ってくれ!!」
もうちょっとで手が届きそうなんだ・・・・
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目が開くと同時に真っ白い天井が目に入った。