CROWN


バンッ!!



私は勢いよく屋上のドアを開けた



『わ!何!?』



一人の男がドアの音に
跳ね起きた



ありゃ・・・先客・・・・・・



身長155cmくらいの
小柄な男・・・



顔はどちらかと言うと
カッコイイと言うより
可愛い系・・・



なんか・・・母性本能を
くすぐられるような・・・
そんな感じ・・・・・・



男は寝ていたのか、
目を擦っている・・・



起こしちゃったのか・・・
悪いことしちゃったな



『ごめん!いつも誰も居ないから・・・思いっきりドア開けちゃった・・・』



『ん?別にいいよ!
そんなに気にしないで?』



天使の笑顔でそう語るこの男に不意にもドキッとしてしまった
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