チョコレート
ま、いいけど。
あたし、そんなに好きってわけじゃないし。
翼先輩が誰を好きでもそれは人の自由。
あ…。
ケータイ出してる。
優衣、アド聞かれたんだ。
うち、聞かれたことないのに……
胸が苦しい。
上手く息が出来ないよ…。
足がふらつく…
どうしたんだろう…
ユイ「――…やっ!!
あや――!?」
はっ
アヤ「おお、優衣。
おかえり。帰るか~♪」
ユイ「彩っ!!
あのね、実は先輩にアド聞かれたんだけど…
あとで彩にも教えてもらうようにメールするからねっ☆!
あ、あと呼び出された理由なんだけど……
アヤ「優衣、いいよ。
アドも、いらない。
なんか全然辛くないし、だから好きじゃなかったのかも♪」
ユイ「でも彩っ……」
アヤ「だから、優衣は全~然気にしなくていいんだよ^^♪」