あなたのことが、大好きでした・・・。

  中2の6月頃だったのかな・・・。

 塾で、あなたの言った言葉が、私の胸に突き刺さった。

「あいつ、ピアノ上手いよな。
 もう、天才的だろ!
 だって、すぐ弾けるようになってるし!」

 あなたが言っていたのは私の友達のこと。

 同じ部活で、私と仲の良かった友達のこと。

 凄く、羨ましかったんだ。

 同じクラスなんだから、褒めて当然。

 実際上手なんだから・・・。

 でもね、凄く羨ましかった。

 あなたに、そんな風に褒められて・・・。

 
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