ファーストキスは、最後のキス

やっぱり、遅刻はお約束。





~♪


ケータイの、目覚ましが鳴る。



「………んむぅ…」



………まだ、眠いよぉ…。

もうちょっとだけ寝てよぉっと。


毛布を、頭までかける。



「!?」



ガバッと上半身を起こす。

ケータイを開ける。

朝の8時39分。



「ヤバッ!!」



ベットから下りると、急いで新しい服に着替える。

ボサボサな髪を、くしでとかす。

下におりると、お母さんが朝食を済ませた後だった。



「お母さん、なんで起こしてくれなかったの!?」

「ん?…あ~、忘れてた☆」



忘れてた☆じゃないよぉ。

☆までつけなくてもいいし!


イスに座って、目玉焼きに、ベーコン。

サラダに牛乳を、口に運ぶ。



「じゃ、行ってくる!ごちそうさまぁ!」



本当、こんな朝って、少女漫画の定番的な展開だよねぇ。

でも、ただ寝坊しただけで、何も起きないって言う展開なのが現実ですよ。


パンプスで走るのは、結構辛い。

リアルに、走りづらいし!




「ヤバいよぉっ!!」




ケータイを、また開く。

9時3分。


ち、遅刻だぁ…(>Δ<。)












< 50 / 65 >

この作品をシェア

pagetop