ファーストキスは、最後のキス
やっぱり、遅刻はお約束。
~♪
ケータイの、目覚ましが鳴る。
「………んむぅ…」
………まだ、眠いよぉ…。
もうちょっとだけ寝てよぉっと。
毛布を、頭までかける。
「!?」
ガバッと上半身を起こす。
ケータイを開ける。
朝の8時39分。
「ヤバッ!!」
ベットから下りると、急いで新しい服に着替える。
ボサボサな髪を、くしでとかす。
下におりると、お母さんが朝食を済ませた後だった。
「お母さん、なんで起こしてくれなかったの!?」
「ん?…あ~、忘れてた☆」
忘れてた☆じゃないよぉ。
☆までつけなくてもいいし!
イスに座って、目玉焼きに、ベーコン。
サラダに牛乳を、口に運ぶ。
「じゃ、行ってくる!ごちそうさまぁ!」
本当、こんな朝って、少女漫画の定番的な展開だよねぇ。
でも、ただ寝坊しただけで、何も起きないって言う展開なのが現実ですよ。
パンプスで走るのは、結構辛い。
リアルに、走りづらいし!
「ヤバいよぉっ!!」
ケータイを、また開く。
9時3分。
ち、遅刻だぁ…(>Δ<。)