不器用で意地悪なアナタ【短】
美香は心配そうな顔をしていた。

「和奈はそれでいいの?後悔しない?」

「もう、いいの……。」


美香はもう何も言わなかった…

だけど、心配していることは分かった。




あたしは陸を諦めることにした……。

結局は辛さから逃げることしか出来なかった……


美香はあたしを見かねて…

「今日は買い物は中止…。うちにおいでよ…」

「ありがとう…美香」


その日は、結局美香の家に行って泣いていた……

美香にずっと背中をさすってもらっていた……



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