不器用で意地悪なアナタ【短】
怖いけど、素直にならなくちゃ…

「………ー1ヶ月くらい前の日曜日に、陸が綺麗な年上の女の人と歩いてた…。

あたし……陸が気になってたから陸に彼女がいるって思って……

だから…諦めようとして避けた。


本当にごめんなさい」

ふと陸を盗み見すると…
難しい顔をしていた。

「……1ヶ月前?
……あっ、それ姉ちゃんだ。巻き髪のヤツだろ?

病室の外にお袋たちと一緒にいたと思うけど……」

「……ーええっ!!お姉さん?」


よく思い出してみたら、陸のお母さんの隣に若い女の人がいた…

あれ…?

確かにあの時の女の人だった……


ええっ!

あたしの勘違い!!?


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