いつのひかの恋
それから一ヵ月たって6月になろうとしている。あいからわず,普通の先生じゃいわないよーなコトばっかり,いってきていた。
今日も何かいわれそうだ。
「はいじゃあ廊下にならんで下さい」と私のクラスの級長がいった。今日は体育館で朝会があった。
「あ,トイレいこッッッ。級長さん,チョッと先行っててくれる?」
「うん。はやくきてね。」
私はまたあの教師に怒鳴られると思ってトイレにかけこみ,急いで戻った。時間的には①分くらいしかかかっていないのに…しかし…教室の外にはだれもおらず,杉本だけが立っていた。多分,先にみんなダケをいかせたのだろう。
「おいお前!なんでそんなトコにいんだ?はぁ?お前はずっとココで立っていろ!!」
「トイレいってた…」
「やかましい!!!!!」人の話を聞こうともしない。この人はホント二重人格だ。みんなの前では
「はいいいですよぉ〜」なんて都合のイイことをいっているケド。
そのトキ裏カラ足音が聞こえた。誰かと思えば,竜太だった。
「竜太!!!」
「なんでこんなとこにいるんですか??!!はやくいきなさいよ。」
「先生オレそぉいうの好きじゃないんですよぉネェ。生徒いびるよぉなコトすんの。もぉ録音しちゃいましたカラ。」なんと録音していたのだ。こうなるコトを予想していたらしい...。竜太は普段カラ,音楽機をコッソリもちこんでいた。
「何ばかなコトいってるんですか。ε=ヾ(;゜ロ゜)ノそれかしなさい。」
「やです。校長のトコ渡してきますカラ。千香子もこいょッッッ」「うん☆」
「あ,待ちなさい!!」
校長は私達の言い分をしっかりと聞いてくれて,杉本をこの学校カラおいはらってくれた。ホントに救われた☆+゚しかし音楽機をもってきていた竜太もチョッピリおこられた。
「ありがと竜太☆ホント助かった。始業式のトキとイイ,今日とイイ助けてもらってばっかりだネ。ホント感謝してます。」「いいよそんなん。オレが勝手にやったダケだから。」
なんか私の心の中に何かモヤ02した,味わったコトないカンジがあふれていた。
「なんか気持ち悪ッッッ」
なんだろッッッて考えながら,この心地いい雰囲気に心を和ませていた,千香子でした。
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