大切な人。
「おっは~!」
私小森梓
高校一年生
友達だっている。
家族だっている。
いるけど
信用出来ない。
だから、本当の"自分"を見せない。
「あっ、おはよ~梓」
屈託ない笑顔で笑い掛けてくるこの女の子は
黒崎凛
中学からの付き合い
だけど信用出来ない
なんでなんだろう…
こんなに優しい凛を‥
私をいつも助けくれる凛を‥
凛のね‥
そのキレイな笑顔に私いつも救われてるの。
なのに。
信用したいのに信用出来ない。