大好きです、先生。
「……村山?」
んっ?……
誰かあたしの名前呼んでる?
………。
誰だろ?
あたしがいつまでも反応を示さないでいると
トントン
今度は誰かに肩を叩かれた
「…………?」
あたし完全に寝ちゃってた
恐る恐る顔を上げるとそこにはなぜか平崎先生の顔があった
なんで?
いまは朝の会中でしょ?
「村山、体調でも悪いのか?」
えっ、なに?
今の状態把握できてませんっ
「今もう1時間目終わったとこだよ」
困っているあたしにそう教えてくれたのは隣の席の桐谷だった