大好きです、先生。
それは先生として
そう自分に言い聞かせていた
だってそう思っていないと1人の男として、美緒を守ってやりたいなんて…
俺が美緒を好きみたいで
あり得ない
そう何度も心の中で唱えるしかなかったんだ
生徒に恋をするわけがないんだから…
それに、今日初めて会ったんだし
少し気になっただけ
「…………ふぅ」
もう考えるのは止めよう
俺は先生として美緒を助けたいだけなんだから
「そろそろ寝るか…」
俺は吸い込まれるように眠りについた