大好きです、先生。



「……やま、…村山!」



もう、うるさいなぁ



あたしの名前を呼んでるのは誰?



眠たい目を開けてみるとそこには平崎先生のドアップがあった



あたしは寝てる状態だから後ろに下がることも出来なくてただただ赤面…



そんなあたしに構うことない先生



「体調はどうだ?」



「…離れて下さい……」



柏木先生だって居るんだし



近すぎだからっ!!



あれ、でも柏木先生居なくない?



見渡せる範囲をキョロキョロしてみたけど誰も居なかった



「ん?柏木先生ならもう帰ったよ。もう7時だからね」



か、帰った?!



しかも7時とかあたしどれだけ寝てるの??



「ほら、帰るぞ。送ってやるから」



先生の手には車の鍵があった



「いいです。1人で帰りますからっ」



そう言って立ち上がろうとしたけど頭は痛いし体はダルくて立つことすら出来なかった



「ったく、世話の焼けるヤツ。大人しくしてろよ」



そう言って先生はあたしを優しくお姫さま抱っこした


あたしはもう抵抗する気力もなくてただ頷いた








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