-towani-




「遅かったなー」

「悪ぃ;;」


椿木さんの家の前には

もぅ何人もの人がいた。




「あーっ茜ぇ!!

おっせぇよ!!」


「悪ぃな」


久野くんは苦笑いをしながら謝った。



「……。」

「弟その1。」


久野くんの弟くんは、

元気いっぱいで明るくて、

久野くんに似てるなぁって思った。

久野くんとは兄弟なんだけどね。







椿木さんの家の中は、

とても広くて、

でも人数もいっぱいだから

焼肉をする鉄板が3つもあった。



「あら、知らない子だ。

茜か春の彼女??」


「っ!?」

いきなり身長の高い男の人がぬっと出てきて

ビックリした。



「違う!!友達!!

いらない事言うな!!」


「へーそーなんだ。

俺、茜の兄貴の涼な。」


「ぁ、立花洸ですっ」

こ、この人が涼さんか…。

か、かっこいいなぁ…。



「涼って呼んでっ」

お兄さんはニカッと笑った。

その笑顔見ると、

あぁ久野くんのお兄さんだ…。

って思った。


「あ、はいっ!!」



「俺尭(タカシ)」
「真矢(マヤ)…。」
「玲依(レイ)です」
「あ、こいつは優3歳な」

1、2、3、4、5、…6…??

6人……兄弟…!?


「ろ、6人兄弟…ですか…??」

「そ、多いだろ」

ニカッと笑うけど、

家計とか大変なんだろうなぁ…。






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