-towani-
「立花さんあっちの係してくれない?」
そぅ言われてあたしは素直に行った。
でもそこでも、
「やる事無いならあっち行ってて」
そぅ言われて、
あたしは「はい。」って答えた。
そんな事をクラス内でもぅ5回はあって、
あたしはいろんな所を盥回ししにされた。
そんな事をしていたらいつの間にか
文化祭の準備のためにあった
授業は終わっていた。
いつも通り次の授業の準備をしていた。
次は移動授業で、
教室の鍵を閉めるために待っていた。
その時に話し掛けてきたのが、
茜だった。
「なぁ立花。」
突然話し掛けられてビクッと肩がすくんだ。
後ろをゆっくり振り返ると、
底には同じクラスの男の子。
久野 茜くんが立っていた。
(自分はクラスの名前を全員覚えている)
「な、…何でしょうか……;;;;」
壁に限界まで寄りかかって言葉を返した。
「なぁ何で自分で何かしようって
思わねぇの??」
突然何を訊かれたのか分からなかった。
「……え………??」
「だからさっきの時間。
何で何もしなかったの…。」
「ぁ、…何をしたらいいのか
………ゎからなくて……。」
「そっか!!
なら今度は俺等の所来なよ。
俺等買出しだから
今はちょっと暇なんだよ」
「………ぃぃの…??」
こんなあたしなのに??
迷惑にならない?
久野くんがよくても、
他の人がきっとだめだよ……。
「いいよっ」
「でも高野くんとか…」
「あいつらは俺から説明しとくから大丈夫。
それにあいつらもいいって言うし」
「??」
「まぁそこはいいから。
決定!!
今度からよろしくな♪」
久野くんはニカッと笑った。