【短】王子様と罠に落ちた私
「ほら、卓也って呼んで?」



と、何人もの人間が興味深々で見る中、私に強要してくる彼。


私が目立つのが嫌いなのを知っていてやっているのは明らか。


だって、口元がにやりと笑っている。


誰が想像できただろう?
このきれいな形をした人間の中身が黒色だったなんて。


私は、私を羨ましがる皆さんに声を大にして言いたい。





「これは、一種の、い・じ・め・だーーーーーーーーー!!!」



また彼はにやりと笑うのだろうケド。



☆END☆
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