【短】王子様と罠に落ちた私
そして、なぜかにこにこと笑う上川君とお昼を食べている私。


あれから、断固抗議したのだったが、


「一度言ったことを翻すの?」だとか、
「きっとそんなことしたら親衛隊の人たちが何か…」だとか、
「僕が学校来なくなったら倉田さんのせいだな。」だとか…


本当にこれはあの学園の王子様、上川卓也か?


といいたいほど、嬉しげに私をおいつめてくる彼に、私はついにその膝を屈することになった。


それ以来、いつも一緒にお昼を食べることに。


ちなみに、愛美と静香は遠慮して少し遠巻きに食べている。
そしてなぜか同情の目…


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