消えたい
学校に入るとまだ生徒が彷徨いている朝だった


時計なんて見ていなかったから今日が何日で


今が何時なのが全く分からなかった


「おい、あいつ…」
「自殺したんじゃねぇのか?」


近くに居た生徒が騒いでいる

うるさかった


「…うるさい」


叫ぶぐらいの大きな声で言った
 
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