消えたい
一ヶ月が経った


あれから

学校には行っていない



行く勇気ながない



ある日


担任の先生が来た



「…なんですか?」

私は俯いて言った


「学校には来ないつもりなのか?」


先生が言った瞬間


叫びたいほど


行ける訳ない


そう思った


それを必死にこらえて


黙っていた


「…保健室でも良いからさ来てくれないかな?」


冗談じゃない



私は学校で死にかけた



「…いかない」


ただそれだけ言った
 
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