ソラとクローバー☆もうひとつの『アルタイル』

「悪い。タイチ、今日お前と遊ぶ約束があったことにしてくんね?」


「はぁ?・・・・お前なぁ・・・・」



何かを言いたそうな顔をしてたタイチだったけど、ようやくのことで俺の指で口を押さえられた。



「そんなんだから・・・・・もういいわっ。何回言っても無理だな。とりあえず、明日よろしくな」


「おー」



手を振って別れると、いつの間にか夕暮れの空に月が白く見える。



それを見上げると、何故かふいに思い出したのは、あの日の少女。



なんだろ・・・最近よく思い出すな。



これは・・・完全にロリコン?入ってきちゃった?


やばいのか?俺。


ぶんぶんと首を横に振って、帰り道を急いだんだ。


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