ソラとクローバー☆もうひとつの『アルタイル』
元々、父さんは俺がバスケを続けることに少し反対してた。
それは大学を卒業したら、なるべく早くに経営の勉強をしろ、ってそれが願いだった。
だから、この先俺がアメリカに行くことにも、渋い顔をしてたんだ。
父さんの頭の中にはこれからの俺の姿が、それは仕事も結婚も・・・全部頭にあったらしい。
本当は・・・・
本当は・・・・・・そんな父さんに頭を下げたくはなかった。
けど、もう俺にはそれしか手段がなくて。
情けなくて、
悔しくて、
自分では何も出来ないんだ、って。
この年になって、結局は親の力をあてにしてるなんて。
何がバスケだよ。
何がアメリカだよ。
・・・こんな俺は・・・・・・何もできない。
・・・・汐。
キミは今何をしてるの?
本当は、会いたいんだ・・・・
・・・・会いたい・・・・・。