ソラとクローバー☆もうひとつの『アルタイル』

わかってるのに、俺はいつものようにキミにあって、


笑って。笑って・・・。


ヒミツを胸にとどめたまま、汐と食事をして、キスして・・・・抱いてる。



ごめん。



プロポーズをしてしまったこんな俺に、汐は誠実に返事を返そうとしてくれてる。


その答えを聞くのが怖くて、


それがyesだとしてもnoだとしても、


あいつがいないうちにその答えを聞くのはなんだかフェアじゃない気がして。


少しずつはぐらかしてるんだ。


yesを期待してるのに、実際そういわれたらどうしよう、って。


俺も言わなきゃいけない、って。


・・・心と体がどんどん引きちぎれていくようだ。


痛い。


痛くて、切ない。


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