ソラとクローバー☆もうひとつの『アルタイル』

 だけど、頬をピンクに染めて俺を見上げる汐は


息が苦しいくらいに、とても綺麗で。美しくて・・・。


「汐、すげーキレイ」


思わずつぶやいた俺の言葉に、汐の頬は、ますますピンク色を濃くしていく。



うわー・・・・


どんどん感情がMAXに近づいてく。


止められないっ。



思わず抱きしめた俺の腕の中で汐は「修ちゃん?」と一言つぶやいてから、俺の肩に身を預けた。



汐。


汐、汐。



好きだよ。



愛してる。



けど、


肝心の言葉は、俺の喉で止まり、かすかに口を動かしただけでその居場所をなくした。



「もうちょっと、待ってて」



てっきり聞こえないかと思ってたその言葉が、かすかに耳に入ったんだろう、



「?」



汐は不思議そうに首を傾けた。
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