最強☆マイヒーロー
「ん…まぁ……」
言葉を濁す、朱后君に不安が増す
「朱后がはっきり言わねぇなら、俺が言わせてもらうぞ」
私と朱后君を見て、蒼はそう言った
「チッ……分かったよ」
苦々しく、顔を歪ませる朱后君は、一呼吸おいてから、静かに言った
「軽い喧嘩とは少し違う……潰し合いだよ…」
潰し合い……
「殺し合いだな」
すぐさま蒼が付け足した、その言葉……
「死ぬの…?」
そもそも、なんで殺し合いなんて……
「ちょいタンマ。
意味わかんないんだけど……
一から説明してくれないかな?」
今までずっと険しい顔のまま、黙っていた琥珀がそう言った