最強☆マイヒーロー





それから、坂之上さんはすぐに教室に戻り、私達の間には、ただならぬ緊迫した空気が漂っていた




そして……遂に放課後…




私達は、一言も言葉を交えることもなく、坂之上さんが来るのを待った





――ガラガラガラ…




教室の扉が開く音がして、皆一斉に目をやる




「遅くなりました…」





坂之上さんは、息を整えてから、話しはじめた






「私、昨日、聞いたんです……


土日に嶋野さんが、蘭河くんと新崎くんとデートしたって…」









< 105 / 241 >

この作品をシェア

pagetop