最強☆マイヒーロー
翠ちゃんと朱后が付き合いはじめて、もう一ヶ月たつ
話しによると、朱后はそうとう翠ちゃんを大切にしているらしい
――…もし俺が琥珀と付き合ったら、俺は我慢できるだろうか……?
ふと、そんな事が頭によぎって一人考え込む
「あ、蒼じゃん
何してんのォ~?」
俺が、人気のない階段に座って、タバコを吸いながら考えていると、声をかけられた
見上げると、パンツが見えるか見えないかぐらいのスカート丈をした、化粧バリバリのギャルが二人いた
「ん……いや、ちょっとな」
俺がはぐらかすと、香水の匂いがきつい女が俺の腕に絡みついてきた
「てかさァ、久しぶりじゃない??
今度遊ぼうよォ♪」
すると、もう一人の女が、俺の空いたもう一つの腕に絡み付く
「ちょっとォ!抜け駆けはナシだから!
アタシとも遊んでくれるよねェ~?」
まだ、遊ぶとは言ってないんだけど…