最強☆マイヒーロー
「おいおい、珍しいな
超ポジティブなお前が頭抱えて悩むなんて」
「相談のろーかぁ?」
俺、ポジティブじゃねぇよ…
てか、黒霧の言い方ウゼェ
「何でもない…
気にしないでいいから」
聞くなオーラを思いっきり出しながらそう言うと、二人ともそれ以上聞くようなことはしなかった
「朱后、一人で何してたんだよ?」
多分、寝てたんだろうけど
「……翠のこと考えてた」
………
「うわー…」
黒霧がスッゲェうざそうな目で朱后を見る
「んだよ、その目!!」
ガバッと起き上がって、黒霧にそう言った朱后
「………バカップルだな」
俺がそう、鼻で笑うと、朱后のフッと笑った
「羨ましいだろう?
お前も早く琥珀ちゃんとなれるといいなぁ?」
「ま、頑張れよ」