最強☆マイヒーロー
「さて、そろそろ帰るかぁ!」
外はもう、暗くなってきていて、学校には部活動の生徒がちらほらと残っていた
どうやら、琥珀はもう帰ったようだ
俺は、朱后に翠ちゃんと一緒に帰らなくてよかったのか、聞く
「たまには、男だけで帰りたいし。
翠にはもう、メールしといたから、大丈夫だと思う」
様子がおかしい俺に気を遣ってるのは、朱后はそんなことを言った
「…朱后がそうしたいなら俺はいいけど、翠ちゃんは寂しくないのか?」
躊躇いがちに聞くと、朱后は少し考えてこう言った
「寂しい、かもな…
でも、明日ちゃんと今日の寂しさ埋めてやるから大丈夫。
余計な心配すんな」
なんだ…
ちゃんと考えがあったんだな…