最強☆マイヒーロー
朱后は、ちゃんと翠ちゃんのことを考えてる……
でも、俺は……
琥珀の気持ちより、自分の気持ちを優先してる…
これじゃあ、いけないんだって分かってるんだけど……
琥珀の切なそうな顔を見るのは耐えられない………
「朱后はさ、もし翠ちゃんが他のやつの事好きだったら、どうするつもりだった?」
朱后なら、なんて答えるんだろう…?
「ん~……
そうだったら、協力してやるかな
自分の好きな人だし、幸せになってほしいじゃん?
まぁ、1番は自分が幸せにすることだけどな!」
「そっか……」
朱后は強いから……そんなことがもしあったとしても、平気でいられるんだ…
俺も、琥珀がいつも笑えるように、支えられるように…
まずは、強くなろう…―――