最強☆マイヒーロー






「だったら…――」



「見ーつけた♪」




私の言葉を遮ったのは……




「高…橋………」




そう、高橋さんだった




「探したんだよ??」




私の存在を消しているかのように近付く高橋さん





すると同時に、朱后の腕の力も強くなる



「俺がどこにいようと、関係ないだろ」



ドスの効いた低い声で、そう言う朱后





「うぅ……酷いよぉ…」




上目使いで朱后を見る、高橋さん……




「朱后………


女の子にそんなこと言っちゃ駄目だよ…」




私は、朱后の方を向いて、朱后を軽く押す




すぐに、朱后は離れ、私を見つめる





「何、言ってんだ…?」




「いいから、早く行きなよ……



私のことは、気にしなくていいから…」








< 198 / 241 >

この作品をシェア

pagetop