最強☆マイヒーロー
「……ん……」
泣き疲れたためか、いつの間にか眠ってたみたい………
そのとき……
…―バンッ!!
屋上の扉が開いた
私の頭には、一瞬朱后の顔が過ぎったけど………
そんな期待も、同時に聞こえてきた声に打ち消された
「嶋野さんッ!!」
…いわゆる爽やか系の…
「石森く…ん……」
そう、石森くんだった……
「…なんだ……
こんなところにいたの??
探してたんだよ」
これが朱后だったら…と思う私は、つくづく最低だと思う
「なんで??」
「なんでって……
授業、サボったでしょ??
だから、心配になってね…」