最強☆マイヒーロー
「よし、着いたぞ」
フワッと優しく降ろされる
「……体、もう震えてない??」
そう言って、ギュッと私を抱きしめた
「大丈夫だよ……」
そう言いながら、朱后の胸に顔を埋める
「本当に、ごめん…
これからは、ずっと傍にいるから…
ずっと……守り続けるから……
だから……卒業したら、俺と結婚してください…」
これは…夢なのかな……?
「…はい」
私は、ゆっくりと顔を上げる
そして朱后は、私の指にそっと指輪をつけてくれた
「ありがとな…
断られたらどうしようかと思ってた……
……これ、婚約指輪だから…
結婚式では、もっとちゃんとした指輪を送るよ」
そして、私達はそっと優しく唇を重ねた