最強☆マイヒーロー
「……最初は、ただ死神が惚れた女って、どんな奴なんだろうってしか、思ってなかった………
だけど…一緒に行動したり話したりしてたら、だんだん優しくて可愛い翠に惹かれていったんだ……
土曜日に俺の家に来させて、友達だからって言われて……
また、翠の優しさに触れて…
俺はどんどん翠に惹かれていった…
……新崎と翠がくっつくのは、分かってたけど…どうしても諦められなかったんだ…
…でも、だからと言って、手を出す気はないから
安心しろ…」
寂しそうに、悲しそうに話した黒霧に、朱后君は、
「そうか…
手を出された時は、手加減しねぇけど…
友達ぐらいなら、いつでもなってやるからな
『黒霧』…」
「え…?」
朱后君が初めて、黒霧の事を黒霧って呼んだ……
今まで、蘭河だったのに…
それは、朱后君にとっての、友情の証だろうか…?