愛誓 ~アイチカ~



『カナタ……』




「……」




『カナタ、カナタ、カナタ、カナタ!!』





あたしはカナタの名前を連呼した。



カナタが、あたしの近くに存在して、生きているのを確かめるために。





「…俺はここにいる」




カナタの甘い声が聞こえた瞬間、あたしは叫んだ。


喉が潰れそうなほど、大きく。








それはまるで――――・・・














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