愛誓 ~アイチカ~



「……まぢで?」




聞き返してくるカナタに、あたしは未だに空を見上げながら答える。





『まぢで』







「そっか…」




カナタの安心したような声が聞こえ、やっとあたしはカナタを見ることが出来た。






ばっちり重なる視線。





「…竣…………」




カナタの声。




『…カナタ……』




自分の声。






< 210 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop