俺様甘甘王子様
ハジメテノ、エガオ
「あっさみぃ~ん!!かえろぉ♪」
『うんッ!』
放課後、あたしはあさみんに声をかける。
あさみんは笑顔で言って、鞄を手にとった。
「あ!あさみん、で好きな人って?」
『まだ聞くのー?絶対いわなぃもん!』
「大親友でも?」
『言うときは絶対来るからさ♪』
「そっか…楽しみにしてる!」
あさみんの好きな人は、知れなかったけど…
絶対いつか言ってくれるって。
チャンと言ってくれるなら、待つよ?
絶対に。
『ねぇ、ケータイ鳴ってる!』
「え?」
あさみんに言われ、ポケットからケータイを出した。