俺様甘甘王子様






 彼はあたしに近づいてくる。




 『捕まえた…』



 その瞬間に、抱きしめられた。




 ギュッって。






 今までに感じたことも無ぃ…



 あたたかさ。






 …まただ。



 この感情。




 
 あたしは、動くことができなかった。





 「…ねぇ…」




 そう言うと、くっついてた体は離れた。




 『何?』


 「なんで、ココにいるの?」


 『テレパシー?』




 通じるわけ無いじゃない。


 







 
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