俺様甘甘王子様





 
 あたしは、龍と光瑠君を無理矢理教室の外に出した。



 『いやぁ、とんだハプニング!』


 
 あんこがそう言った。



 「ハプニングじゃナぃわよッ!!」


 『あれ?雅…顔赤い?』


 「なわけないでしょ!?」



 そう言ったけど、あたしの頬は…真っ赤だった。






 恥ずかしかった。



 ものすごく。







 龍に見られて恥ずかしかった。






 こんな幼児体型…。




 「着替える!!」


 『え?』


 「いいの!!」


 
 あたしは、2人の前で思いっきり着替えた。










 
< 142 / 506 >

この作品をシェア

pagetop