俺様甘甘王子様





 
 『食べる?』




 スプーンを向けられた。



 
 「え?」


 『ほらよ』




 パクッ


 
 スプーンがあたしの口の中に入ってきた。




 
 その瞬間、抹茶とあんこの甘みが口の中に広がる。




 「おいしい!」


 『間接チューだ♪』


 「え?…ん!?」




 カランカラン…----



 スプーンが床に落ちた。








 
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