俺様甘甘王子様





 
 あたしがいるよ?


 大丈夫。





 お父さんだって、いるよ。





 心配しないで。




 
 「ちょっと、トイレ行ってくる!」




 あたしは涙を拭いて、トイレに行った。





 
 
 ---------龍 side-------------





 
 雅がトイレに行って、雅の父親と二人きりになる。





 なんだ、この空気。



 ずっと続く沈黙。




 『君…雅の彼氏かな?』



 沈黙を破ったのは、雅の父親だった。









 
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