俺様甘甘王子様
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「何よ、それ!」
『じゃぁ、お父さんはもう行くな』
お父さんは、席を立った。
「もう行くの?」
『あぁ…ごめんな雅』
「何度も謝んなくていーよ!ありがとね!お父さん!」
お父さんの目には、涙が浮かんでいた。
あたしが泣かせちゃったんだな。
『また今度』
「うん!」
お父さんは、そう言い残して店を出て行った。