俺様甘甘王子様





 
 あたしは、言う。

 
 
 
 龍は、ムスッとした。





 『あはは、龍言われてやんノー!』


 『うっせ!光瑠!』




 光瑠くんは、笑って龍をバカにする。




 「ってコトで、じゃ!」


 『あきらめねぇよ?
  おい、貸せよ?』


 「だいだい、何であたしなわけよ?」



 あたしは、指をさして言う。

 
 あ、人のコト指差すのはイケナイことだからね!




 『好きだからに決まってんだろ?』


 

 
 ……………。



 
 『うわ、かゆいかゆい。
  聞いてるコッチがかゆくなってくるし』



 光瑠くん、そのとーりだ。




 龍さん?


 







 
< 254 / 506 >

この作品をシェア

pagetop