俺様甘甘王子様


その瞬間、あさみんは笑顔になる。

よかったぁ。


『でも、授業なんで来なかったの?』


教室に向かいながら、あさみんが聞いてきた。


「ぇ…っと…変な子とぶつかっちゃって…」

『変な子?』


そー!!めっちゃ変な子!ま、変態な子って意味だけどね!


『男の子?』

「うん、なんかイケメン面」

『うっそ!いいなぁ~』


あさみんは羨ましそうに言ってきた。

いや、全然よくなかったし!!イケメンみんなが性格いいわけじゃないんだよ?


でも、あさみんは可愛いのに彼氏がいない。

なんでだろー?っていっつも思ってた。

なんだったら、あたしがなってあげても…よくないか。


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