俺様甘甘王子様





 
 『おいッ!誰だーーー!!!』


 
 え?!
 先生だ!!!


 どうしよう。



 私は運が悪い。

 どうしてこんなときに…。



 割れた窓ガラスは、無残に破片が飛び散った。



 私の周りにも。



 
 まるで、私がやったかのようになってしまったのだ。




 『お前がやったのか?!』

 「え…」

 『今すぐ職員室に来なさい!!!』


 先生に手を引っ張られ、立ち上がる。


 ---!

 
 そのとき、指に痛みを感じた。

 見てみたら、綺麗な赤が指から出ていた。



 私…何もしてないのに。



 こう思った。

 でも…



 『センセッ!!!!』










 
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