俺様甘甘王子様





 その時に…

 

 『大丈夫?指…』


 
 こう、聞いてきたのだ。




 絶対、わかるはずのないけが。


 なのに、片岡さんは気づいてた。




 次の瞬間…

 彼はポケットに手を突っ込み、

 絆創膏を出す。



 『コレ、使って!』

 「え?」

 『お大事に~♪』



 彼は、また無邪気に笑顔を向けた。





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 これが、私と片岡先輩の出会いだった。





 
 そんな片岡先輩と付き合えるなんて…

 夢みたい。



 しかも、私にドッカであったことある?って…。

 もしかして…覚えてるんですか?




 





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