俺様甘甘王子様






 
 その日の夜は

 御馳走だった。



 だって、クリスマスだもの。




 「おやすみぃ~」



 あたしは、

 眠りについた。



 次の日を楽しみにしながら…




 サンタさんからの

 プレゼントを楽しみにしながら……。






 そして…


 夜中。




 ゴトッ



 物音がした。

 その音に、あたしは反応して

 ふいに目を覚ます。



 「…誰?」



 見た先には

 黒い影があった。









 
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