俺様甘甘王子様






 誰か~!!!

 助けて~~~!!!



 あたしは、数人の男子に迫られ

 押しつぶされる。



 
 「龍~~~!!!!」



 あたしは、呼んでいた。


 彼の名前を。

 無意識に口が動いたのだった。



 
 『呼んだ?』

 「ぅわッ!」


 
 誰かの声がした瞬間

 あたしの体は

 一瞬宙に浮いた。


 
 『おめぇら、雅は俺のだから』

 「龍?!」



 ヒョイっと持ち上げられたのだった。

 この状態は…


 お姫様だっこぉぉぉ!?!??!?





 
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