俺様甘甘王子様






 龍は、やさしくほほ笑む。




 体育館内には

 曲が流れだした。



 みんなはそれぞれ、

 踊りだす。


 
 どこで、踊り方習ったのかしら?


 そう思うのは

 たぶんあたしだけだろう。



 
 『雅、俺を見て』

 
 
 龍は、真面目な顔で言った。



 
 いっちょまえなタキシードまで着て…

 髪の毛もいつもと違う風にセットしてある。



 何よ。

 カッコつけちゃって…。


 って思ったけど…
 
 ホントに…カッコィィ。







 
< 357 / 506 >

この作品をシェア

pagetop