俺様甘甘王子様





 トイレにしては

 長すぎるでしょ!?



 まさか…



 
 まぁ、そーだとしても

 長すぎるわ!!!



 
 『雅、行くぞ』

 「へ?」



 グイッと引っ張られた

 あたしの手。



 龍の手はあたたかかった。



 『お前、つめたッ!』

 
 
 そういいながらも、手を繋ぐ。


 何、つないでんのよ。




 
 『お前が羨ましいッつたのは
  このことだろ?』


 そう言ってつないだ手を見せつけてきた。





 
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