俺様甘甘王子様





 雅は思ったことを口に出さない。

 でも、

 わかったんだ。


 今、雅は喜んだ。


 そう思ったんだ。



 
 その真っ赤な顔見た瞬間

 恋に落ちたみてぇに…

 ココロがはねた。



 俺のほうが恥ずかしくなってきて…。



 
 本気に…雅が欲しいと思ってしまった。

 








 独占欲が強いんだ、俺は。

 こーゆー男はうざいってよく言うよな…。


 でも、俺はそーゆーヤツだ。




 そう思いながら
 
 彼女の手をつかんで歩く。







 
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